出題範囲わかりますか？
定期テストが近づくと普段勉強しないような子も勉強し始めますが、試験の出題範囲を把握したうえで勉強の計画を立てていますか？
原則テスト2週間前になると出題範囲表が学校から配布されます。これを見て各担当講師がテストまでの残りの授業回数を数え、そこから逆算して一回一回の授業内容を決めていきます。
一方、受講していない教科は、サポートはしますが、生徒本人が主体となって勉強を進めることになります。そこで自習の状況を確認すると、テストの出題範囲がわからないという返答がくることがあります。
出題範囲がわからないとなると、当然試験までの勉強の計画をしっかり立てられているとは思えません。とりあえず課題として出されたワークやプリントをやっていたり、教科書を眺めていたりするだけです。ゴールを知らないマラソンをただ走り続けているだけでは、そこから得られるものはなく、今後の成長につながりません。
自発的な確認を
ここは難しいところですが、強制的にテスト範囲を暗記させればいいわけではなく、生徒の勉強への意識を変えなければいけません。
定期テストはまず目標の設定が大切であり、その目標を達成するために出題範囲を把握するのは当たり前という認識にもっていく必要があります。
これを怠ると、生徒からすれば、強制されることが増えたと思うだけで勉強や塾がますます嫌になってしまうだけです。中身のない計画を無理やり立てさせたところで時間の無駄です。
後に受験生になるにあたって、自己管理力は不可欠です。「出題範囲を確認して勉強の計画を立てる」というのは勉強の自己管理における要素の一つであるといえます。
まだ計画を立てるのに慣れていないうちは、どう進めていけばよいか講師に相談しながら自分のペースをつかんでいきましょう。今まではテストの出題範囲も把握していなかった人にとっては、自分から質問するようになっただけでも、自己管理への大きな一歩になることでしょう。
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