過去問演習と復習のバランスに気をつけて

過去問演習と復習のバランスに気をつけて

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入試直前期となり、塾内もピリピリとした空気が漂っています。

1月といえば、もちろん過去問演習がメインとなりますが、とにかく多くの問題を解くことを目的にしていませんか?

少しネット上で調べると、過去問は最低10年分は解こう的な文言が多く見つかりますが、10年解くだけでも相当な時間がかり、入試直前期であればその解く時間を捻出するために復習がないがしろにされがちです。

ほぼ満点をとれている場合を除き、復習にかけるべき時間は少なくとも過去問演習にかけた時間の2倍くらいは必要でしょう。

過去問演習はあくまで出題傾向を把握し、自身の弱点を発見するツールであり、たくさん解けば実力がつくものではありません。

漠然と10年分解くよりも、3年分に絞って、分析や弱点克服のための復習に時間をかけた方が力はつきます。

もちろんそこまでしっかりやりながら10年分解ければ鬼に金棒ですが、夏休み明けにはガンガン過去問演習に入れるくらいの状態でなかったなら現実的に難しいでしょう。

「最低○年分は解きましょう」といった表面的な情報に踊らされずに、1回1回の過去問から得られる情報をしっかり消化してから次に進めるようにしましょう。

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