受験学年の生徒さんは夏から本格的な英語の長文読解に入っていますが、取り組み始める前に私から具体的な進め方と求めるレベルを伝えています。
その時点で魂を込めて説明はしますが、説明しただけで実際に要望通りに進められる子はほぼいません。
そこで、後日実施済の長文を使って、本来説明通りやればできるようになっているはずのことを事細かに質問していく時間をとります。
ほとんどの子はそこまで細かくはやれておらず、全然答えられずに撃沈します。
これは自身の経験から「これくらいやれば大丈夫だろう」というフィルターがかかっていることが原因です。
事前に説明があったとしても、自分の中のOKラインが優先され、そこで切り上げてしまうことが多いです。
中3であれば高校入試、高3であれば大学入試はそれまでに経験してきたテストと比べものにならない難しさであり、学校の定期テストレベルで構成されたこのOKラインはどこかで一度壊さなければいけません。
そこで、入試に向けた意識改革として一度痛い目を見てもらうため、英語の長文の確認は通過儀礼となっています。
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