勉強の手を抜くほど学生は忙しい
勉強において他者と差をつけるためには、当たり前のことを当たり前にやれば十分です。これだけで、当たり前を継続できない人たちが勝手に脱落していくので、学校内で上位の成績をとることができます。
では、なぜこの当たり前が続かないかといえば、学生は忙しいからです。そしてその忙しさが勉強の手を抜くことの言い訳として利用されているからです。
平日の学校の授業だけでなく、部活・習い事や友人との交流など中高生は朝から夜まで何かしらの予定があることも珍しくありません。学校や塾の宿題もあれば、さらに時間がかかります。そうなると、勉強をしっかりこなすのが難しくなり、少しずつ手を抜き始めます。それが常態化すれば、勉強の当たり前のラインがどんどん下がっていきます。その結果、宿題が終わっていない、テスト前でも勉強をしないといったことも日常になってしまうでしょう。
結局は優先順位の問題
しかし、勉強不足の原因として忙しさを挙げるのは勉強の手抜きを正当化しようとしているだけです。宿題が終わっていない状況であなたがSNSを見ているのは、単に勉強の優先順位がSNSより低いだけです。学生という立場において、勉強の優先順位が低くていいはずがありません。
また、勉強はまとまった時間を確保してやる必要はありません。朝起きてからの10分、夕食を食べてからお風呂に入るまでの30分など、気持ちさえあれば勉強できる時間はたくさんあります。あとはやるかどうかだけです。「30分あるから勉強しよう」なのか「30分しかないから勉強しない」なのか、1日の中に多くある勉強するかしないかの選択において、「勉強しない」を選択し続けているだけです。
忙しいから勉強する時間がとれていないという学生のうち、大半は日々の行動の中で勉強の優先順位を上げるだけで解決できます。
今回は気持ちの問題についてのみ言及しましたが、勉強の仕方や時間の使い方が悪くて勉強量が確保できていないというパターンもあります。塾は授業をするだけの場所ではありません。こういった勉強に関する悩みについても一緒に解決していきましょう。
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