予習より復習
今回は賛否両論ある予習と復習についての話題です。
先に私なりの結論を書きます。
授業の予習は、復習が完璧でそれでも余裕がある人がやると効果があるものです。
部活や習い事で日々忙しい生活を送っている中高生には、復習が完璧となるほどの余裕はほぼないでしょう。
世間的には「予習・復習をしましょう」といったように予習と復習は同列に扱われることが多いですが、大切なのは圧倒的に復習です。
復習を怠ると、新たに学ぶ単元の内容についていけなくなるリスクがありますが、予習をしていなくても、少なくともマイナスになることはありません。
前の単元は知っているもの
特に数学や英語は、前に学習した内容を使って考えることを前提とする場面が多いです。
たとえば、小学校の算数で学ぶ四則計算の理解が不十分な子は中学校の数学で出てくるマイナスや文字式の概念を理解できたとしても、マイナスや文字が入った四則計算は当然できません。
英語にしても、一般動詞の使い方がわからなければ、三単現を学んでも結局わからないままでしょう。
教科書は以前扱った単元については理解しているものとして組み立てられています。
授業で聞いた時点では理解できたとしても、次の授業までに忘れてしまうことなんて日常茶飯事です。
だからこそ復習で定着を図り、長期的な記憶として残していく必要があります。
最後に繰り返しになりますが、予習をして効果が見込めるのは復習を十分できている人です。
では、復習と言っても実際に何から手をつけたらよいかわからないという疑問を持たれた方もいらっしゃるかと思います。
これについては人によって優先順位が異なるため、普段指導を受けている講師からアドバイスを求めるとよいでしょう。
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