定期テストの点数は上がる人もいれば下がる人もいます。
もし点数が下がってしまった場合、挽回に向けて反省することになりますが、この反省として、「次はテストに向けてもっと勉強を頑張る」といった目標をたてようとする子がいます。
無駄とまでは言いませんが、具体性がないと次のテストでも改善されない可能性が高いです。
まずは分析
自分はどの段階で問題があるかを確認してからでないと、とにかく頑張るでは望むほど効果は得られないでしょう。
最初にすべきことは、テストの分析です。
点数がとれない原因は主に3つに大別されると考えています。
「理解不足」「練習不足」「注意不足」の3点です。
「理解不足」は知識のインプットができていない状態です。
当然どれだけ悩んでも正解にたどり着きません。
「練習不足」はスムーズに答えを引き出せない状態です。
必要な知識はわかってはいるものの、正答率が不安定です。
「注意不足」は正答になるはずだったのに誤答となった状態です。
解答用紙への写し間違いなどがこれにあたります。
なお、ケアレスミスと総称される中で、計算ミスや漢字の表記ミスなど、答えを出す過程でのミスは練習不足です。
このように、何が原因で得点が伸びなかったのかをまずははっきりさせましょう。
改善策を明確に
課題が具体的に見えてきたら、これを改善するために何をするかを考えます。
例えば、英語の筆記問題で動詞に三単現のsをつけるのを忘れていたとします。
指摘されたらすぐ気づけるレベルですが、時制への意識が足りないことが原因なので、これは練習不足に該当します。
これを改善するために、英文を作る際は常に時制は何かを確認する練習を無意識にできるようになるまで繰り返します。
ここまでやれば次のテストでは、時制でのミスはなくなっているはずです。
このように具体的な課題を明確にし、それを一つ一つ解決していくことで、当たり前の感覚が磨かれ、得点アップにつながります。
漠然と頑張るでは具体性に欠けていて、結局何を頑張ればいいのかが不明瞭です。
一気に色々なことを改善するのは難しいので、まずは1つだけ選んでそれだけは胸を張って改善できたと言えるようにしていきましょう。
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