漢字や英単語を10回ずつ練習するという作業

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覚えるための練習

学校から漢字や英単語を「10回ずつノートに練習する」といった課題が出されることはありませんか?

本来漢字や英単語の練習は覚えるためにするものです。1回練習して覚えられるなら1回で十分なはずですが、学校では練習する回数を指定しないと全く勉強してこないでテストを受けてしまう生徒もいるため、最低限の勉強量を確保するために仕方なく回数を指定しなければならないという状況はあるかと思います。

練習は覚えたと思うまで

しかし私個人としてはやはり回数を決めて練習することには反対です。「10回書く」ことが目標になってしまいます。そうなると頭の中で1,2,3…と数えながら終わらせるための作業になります。そして10回書いたことで、覚えられたかどうかは関係なく満足してしまいます。

1周目の練習量はそれぞれ「覚えたと思うまで」で十分です。

簡単なものは2,3回で問題ありませんが、難しいものは10回ほど練習が必要になるかもしれません。

必ず自分でテスト

全部覚えたと思うだけで終わってはいけません。

覚えたかどうかを確認するためのテストは必須です。授業で行われるテストは本当に覚えられたかの最終確認の場です。漢字や英単語を練習して覚えたと思った直後に自分でテストまでやるようにしましょう。なかなか完璧には覚えきれていないことがわかります。

そこで間違えたものは必ず再度練習しましょう。そしてまた確認のテストをします。この時、できるだけ間違えた問題だけでなく、最初に練習した範囲全体をテストするようにしましょう。最初にテストした時は書けたのに、少し時間が経つと忘れてしまったものが見つかるかもしれません。

ここまで繰り返しやるからしっかり記憶として定着し、テスト本番はもちろん、その後も忘れにくくなっているはずです。

塾の授業で暗記の時間はとる余裕はないため、どうしても暗記系は生徒任せになってしまうところです。入試前になっても暗記系に時間を多くとられることにならないよう、今のうちにコツコツ知識を積み立てていきましょう。

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