学校の授業やワークなど、学校内で完結する学習のみで都立高校入試に挑むことを想定した場合、どういったことが起こりそうか、それぞれの特徴を踏まえて考えていきます。
今回は国語編です。
まず、元も子もないことを言いますが、学校の授業で扱う国語と都立入試の国語は完全に別物と考えてください。
都立入試対策に直接使えるのは漢字くらいです。
それぞれどういった特徴があるか見ていきましょう。
学校は暗記中心
まずは学校の国語についてです。
詩から始まり、物語文や説明文、文法や古典まで満遍なく扱っています。
基本的には先生が解説した内容を覚えていくことが中心になります。
そして定期テストでは、授業で教わった内容から出題されます。
ここでポイントとなるのは、授業で解説された内容をしっかり覚えていることが求められる定期テストの性質上、読解力よりはむしろ暗記力が試されるということです。
一度やった文章の一度解説を受けた問題を解くわけですから、解説された内容をしっかり暗記することが高得点のカギです。
もちろん読解力があれば、その場で考えたら解ける問題もありますが、各問題をいちいち考えていたら試験時間中に全て解ききれませんから、やはり暗記前提で解くことが求められます。
公立中学校であれば、初見の実力問題が出ることはあまりありませんし、出ても少しだけでしょう。
入試は読解力中心
次に都立入試の国語についてです。
出題形式は小さな変化はあっても、大枠はずっと変わっていません。
古典分野に関しては、古文や漢文を題材にした文章というだけで、実質説明文です。
よって、都立入試の国語は漢字を除くほとんどの問題が読解力を問うものになっています。
悪い意味で出題傾向が安定しているので、解き方のテクニックを身につければある程度の点数はとれてしまうという課題もありますが、少なくとも暗記で対応できるものではないので、学校の国語とは性質が全然違います。
国語の平均点は5教科の中で一番高いことが多く、他教科と比べて対策が軽視されがちですが、逆に国語ができないと苦しい展開になりやすいので、しっかり時間をとって対策はしましょう。
ここまで学校の国語と都立入試の国語を比べてきましたが、結論としては、学校の授業ベースで都立入試の国語の対策をするのは不可能です。
参考書や塾を利用してまずは読解力を身につけるためのポイントを知るところから始めるとよいでしょう。
個別学習塾FOCUS01(フォーカスワン)は町田市鶴川にある、点数アップに強い学習塾です。
真光寺中・鶴川中・鶴川二中をはじめとした中学生と鶴川近辺にお住いの高校生の指導を行っており、「1教科突破型学習」による学力アップを実現します。定期テストの点数アップに向けた指導はもちろん、高校入試と大学入試の対策も行っています。苦手科目を克服したい、得意科目を伸ばしたいといった方や、部活や習い事も頑張りながら効率よく勉強をやっていきたいという方は大歓迎です!志望校合格へ向けて一緒に頑張っていきましょう!