例題と完全に一緒でなければもう違う問題?

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本質は同じ問題

英語や数学では新しい単元を勉強するにあたり、例題を見てから類題を解くというのが一般的な流れです。

類題の中には、ただ単語や数字を変えただけでなく、少し聞き方を変えたものがあります。

これを全然違う問題と感じるか、少し工夫が必要なだけで解き方は同じ問題と感じるかで理解度が大きく変わります。

たとえば、1次関数y=ax+bの式を求める問題で、「切片が5」と「点(0,5)を通る」というのは同じことで、どちらもb=5を示しています。

また、「傾きが4」と「xの増加量が2のとき、yの増加量は8」は同じことで、どちらもa=4を示しています。

この例題から学ぶべきことは、「aとbの値を出せばよい」ということであり、例題と与えられた条件が違っても、同じ形式の問題であると認識できる人は強いです。

とりあえずの暗記に頼らない

勉強が苦手な人は、根本は同じ問題でも別々のものとして暗記しがちです。

変化の割合を与えられた場合、増加量を与えられた場合、座標を与えられた場合などに分解して覚えようとすると、ただでさえ苦手な暗記量が増えてしまいます。

とりあえず覚えてしまえというのは最終手段であり、体系的に覚えていく方が時間はかかりますが、やはり定着率が全然違います。

学校の定期テストはとりあえずの暗記でなんとかなっても、この考え方は入試で使うことになります。

英語や数学は他の単元の内容との関係が特に強い教科です。

だからこそ、今苦手だと思っている内容をそのまま放置してしまうと、いざ必要になったときに、後悔します。

都度とりあえずの暗記で戦うには限界があるので、その単元で学ぶべき考え方に着目すると体系的な理解に一歩近づけるかもしれません。

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