学校の理科が一番
学校の授業やワークなど、学校内で完結する学習のみで都立高校入試に挑むことを想定した場合、どういったことが起こりそうか、それぞれの特徴を踏まえて考えていきます。
今回は理科編です。
まずは学校の理科についてです。
3年生のイオンなど、一部前の学年の内容の理解を前提とする部分はあるものの、理科は数学や英語と違って、それぞれの単元の独立性が強いです。
よって、頑張った分だけ結果を出しやすい科目といえます。
ただ、独立性が強いが故に、生物分野が得意でも物理分野は苦手といったように、一度コツをつかめばどんどん進めるということはありません。
学校の理科の授業では理論だけでなく実験も行うため、実際に目で見て理解でき、塾より環境が良いです。
正直なところ、学校でちゃんと理科を学ぶことができれば、基礎内容の理解は十分で、早々に入試対策に入っても大丈夫なくらいには学校の授業はしっかりしていると思います。
もちろん3年生は学校のペースに完全に合わせると入試対策をする時間がとれないので、現実的には先取り予習をする必要がありますが、英数と比べたら後回しにしてもよいでしょう。
また、これは個人の感想ですが、定期テストにおいて、5教科で理科がいい意味で最も先生の主張が少ないように感じます。
自己満足による難問やこれまでの総復習的な出題をすることもなく、教科書の進度に則って出題をしていると感じることが多いです。
バランスのよい出題
次に都立入試の理科についてです。
まずはなによりも出題のバランスが良いです。
全分野を満遍なく勉強していないと高得点を期待できません。
また、とりあえず暗記すればOKで済むことが少なく、きちんと理解した知識がないと2択を絞り切れないような工夫がされています。
それも慣れの問題なので、基礎知識を押さえたら、あとは対策本1冊と過去問で十分だと思います。
理科は他の教科と比べると、問題の個性があまりなく、予想外の問題に出会うことが少ないので、高得点を狙いやすいのもうれしいポイントです。
ここまで学校の理科と都立入試の理科を比べてきましたが、結論としては、3年生の夏までは学校の理科に沿って進めていけば十分です。
勉強に余力があるなら理科ではなく数学と英語に時間をかけましょう。
自校作成校でも理科は共通問題なので、3年生は1,2年生の復習を夏あたりから始めつつ、3年生の範囲を全部終わらせるのは12月前半あたりで問題ありません。
余談ですが、高校に入ると理科科目は急に凶暴さを増しますので、ご注意ください。
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